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集中的に銭湯を巡った話

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PB160889

東京都浴場組合(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)が実施する「江戸湯屋めぐりスタンプラリー」、11月末日の締め切りを前に、ついにコンプリートした。

幸い我が家の周囲(中央線、西武線沿線)には銭湯がけっこう存在していて、すべて自転車で行ける範囲だったから。集めるのはそんなに大変ではなかった。(遠くても、15分くらい。これから寒くなるのでちょっと厳しいけど)

考えてみると、これまでスタンプラリーとか、シールを集めて云々、といった類のものをコンプリートしたことはほとんど無いんじゃないかと思う。集めた時のインセンティブが動機だとしたら、今回はとくに欲しいものでもないだけに(本キャンペーンの景品はストラップだしw)、単に風呂が好きだから、ということになるだろうか。

普段は最寄りの銭湯に月に1回か2回程度行くくらいなのが、わざわざ10軒もめぐったことで、発見もあった。イオンが出るという石が浴室に埋め込まれていたりw、ラドン効果があるという浴槽を設けていたり、お湯は必ず薪で沸かすというところもある。もちろん、本栖湖と富士山が自慢のところもある。

スタンプラリーは、西荻窪の「天狗湯」でコンプリートした。湯船に入った瞬間に、これはなにかチガウ!と思ったら、実は先月から、杉並区内の銭湯組合では群馬県の吾妻からタンクローリーでお湯を持ってきて沸かすというキャンペーンをやっていて、その日が「天狗湯」の番だったのだ。これは良企画。

世の中には風呂嫌いな子もいるのかもしれないが、幸いうちの息子は温泉や風呂が好きで、連れて行くととても喜ぶ。お客さんの平均年齢も高めなので、湯船で声をかけられてちょっとした子育て論を聞くこともしょっちゅうだ。風邪をひかすんじゃないぞとか、ここのお湯は熱めだからかわいそうだ、とか、世話を焼かれることもあった。それもまた楽しい。

※妻は買い物をして待っていることが多い。

冒頭で、中央線沿線だから銭湯が多い、と書いたが、住み始めて10年以上、その間、店じまいしてマンションになってしまった銭湯をいくつも見てきた。大人400円だった料金も、430円、450円と値上げされた。受け付けに座っているのがご高齢の方、というところも多い。杉並区の組合のキャラクターも頑張っているw。ぜひ、これからも銭湯文化が消えずに残っていってほしいのだが…。

次は、杉並区内全制覇か(じつはあと7、8軒のところまで来ている)。

杉並浴場組合公式ホームページ せんとう.jp
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阿佐ヶ谷住宅解体

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久しぶりに様子を見に行ったら、取り壊し作業が佳境を迎えていました。
近所の不動産のおっさんが「そろそろ取り壊しますよ」と言っているのを聞いてから、もう10年以上になります。

ついにか…という感じであります。出会いについてはこちらから。

阿佐ヶ谷住宅の話









在りし日の姿をどうぞ。























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ちなみに、荻窪団地の再開発も、半分ほどが完了しています。
開発前


現状

学士会館ビアホール

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夏季のみ行われている、学士会館のビアホールへ行って参りました。

1928年(昭和3年)建築の建物。名前の通り、昔は七帝大のOBしか使えなかったんでしょうかね。"學士會館"と、旧字体で書きたい空気感。二・二六事件のときには、宇都宮の第14師団がここに入って、司令部として使ったそうでございます。







帰宅して調べてたら、この部屋は「半沢直樹」の東京中央銀行本店、役員会議のシーンで使われている部屋だそう。
東京中央銀行本店の外観シーンは、日本橋の旧三井本館ですよね。



このビアホールは、8月いっぱいまで!

大橋ジャンクション見学(中央環状品川線)

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夏休み最後の日曜日、僕も社会科見学をしてきました。
やってきたのは大橋ジャンクション。抽選の競争率は5倍以上だったそうです。
前回見学したのは2009年の8月23日、ちょうど4年前でした。

大橋ジャンクション見学 - 前回の見学記。
写真一覧

その後大橋ジャンクションは供用が開始され、山手通の地下35mを通る中央環状線山手トンネルの池袋・新宿方面と玉川通りの上35mを通る3号線の上下線、高低差70mが接続されたわけですが、品川から掘り進んで来た山手トンネルもついに大橋ジャンクションまで到達(新宿方面とあわせて世界2位の長さ!)かねてより計画中だった大橋ジャンクションとの接続も来年には開始される見通しです。

すでに今の時点で内部の構造が頭の中でうまく整理できてないんですが、さらに複雑になるわけですw
目黒川沿いの入り口から入る。





内側にはフットサルコート!4年前はこんな感じでした↓



見覚えのある模型!



4年前に見た、これ?



今回見学する工区。Y字のトンネルが2本重なっている部分です。



このピンクの部分になります。



玉川通りにある入口から、地下の工事区域へと降りていきます。



トンネルは、要するにinとoutで上下2本あって、見学する下のトンネルまで降りる。





ここから先がシールド工法で掘られたトンネル部分だ。勾配は7%とのこと。





ここで、品川から走ってきた車が、大橋ジャンクションへ(歩いてきたトンネル)と、そのまま山手トンネル新宿方面へ直進するトンネルに分岐します。まさに工事中!という感じで、一同ボルテージが高まります。



分岐の接続部分は、2本のトンネルを地中で1本にするという世界初の工法を採用、2本の上下にカベを作り、土砂を掻きだし、のちにそれぞれの外側を撤去して一本のトンネルにします。
その現場を見に、シールドトンネルの上へ。



この地点は、ドン・キホーテ中目黒本店のちょうど真下あたりだそうです。



なかなか想像が付かないのですが、この上にもう一本、同様に2本のシールドトンネルが走っていて、同じく分岐の部分の工事を行なっているそうです。この上下の2本☓2セットの隙間はわずか1〜1.5m程度だそうです(その上には目黒川も流れてる)。また、並行に行き違うシールドトンネルの距離は一番狭いところで50cm程度だそうです。

このあたりの地盤が非常に固く安定していることが、これだけ密度高く4本もトンネルが掘れる理由だそうですが、シールドマシンの上下左右を繊細にコントロールする技術には驚かざるを得ません。

ジャンクション方向に引き返して、今度は合流する地点を見学。ちょうどこの赤いエリアです。



カベの向こうは、もうジャンクションの構造物の中。車が走る音が聞こえます。トンネルが完成した暁には、このカベが取り払われて、合流地点となります。



工事域の先端部分、シャッターを開けると…車が走ってます。



いや〜、いいもの見せてもらいました!!!
それにしても、私の業界では、5年、10年というような長期プロジェクトなんてのはほぼありえないので、なかなか興味深いですね。

中央環状品川線 - 東京SMOOTH
首都高中央環状品川線、最先端のトンネル技術が競演(土木のチカラ2012) - 日経BP社 ケンプラッツ

東急百貨店東横店東館ちびっ子プレイランド

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渋谷の東急百貨店は、東館、西館、南館と3つの建物が連結されている。建物の中にいると、そこまで古さを感じさせないのだが、東館が一番古く、1934年の竣工である。しかも、暗渠化された渋谷川の直上に建っているということで、実は日本で唯一の、川の上のデパート、らしい。今となっては跡形もないので想像もつかないが、戦後の一時期、この東館と西館の間にロープウェイが渡されていたこともあるという。

ヒカリエにあるオフィスの座席からちょうど下に見えるのが、この東館の屋上だ。いかにもデパートの屋上という雰囲気である。




渋谷の再開発の流れの中、15日の、東横線のホームの切り替えに続き、東館が3月末で閉館する。2020年には新しいビルが、そして2027年には、他の建物とあわせ、再開発が完了の予定らしい。


その前に、この屋上を見ておきたいと思って、家族で遊びに行ってみた。

屋上へは、8階から階段で上がる。「R階」という表示が、レトロさを醸し出している。




ピンク色のゲートは、何かの跡だろうか。




ヒカリエを見上げると、こういう格好になる。




この手作り感が温かくもあり、寂しい。







鉄道、ゴーカート、船(ちゃんと水の上をゆく!)など、ここまでバラエティ豊かに遊具がある屋上遊園地は、もう都内にはあまりないのではないか。




北東側の角には、「東横稲荷」なる神社が。しかし、お宮はすでに取り外されていた。




土曜日の昼間だというのに、人気もあまりなく、遊具たちの音楽や、「一緒に遊ぼう!」的な声だけが聞こえてくる、あまりにも切ない!こういうの弱い(笑)



閉館後、この遊具たちはどこへ行くのだろうか…。

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