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土木系愛好家や特撮ファンにはお馴染みの、首都圏外郭放水路調圧水槽(春日部市)を見てきました。

首都圏外郭放水路とは何か。春日部市をほぼ東西に横切る国道16号線の直下に直径10.9メートルの横穴(シールドトンネル)を堀り、国道16線が河川と交差する場所に掘った立坑と連結、豪雨の際に河川から水を取り込んで江戸川に放流するという仕組みの地下水路であります。

今回見てきた、"神殿"で有名な「調圧水槽」は江戸川脇の地下に設置されていまして、溜まった水を貯めておいて放流するところにある施設になります。

見学は随時受け付けているのですが、本日は一般公開日ということで、最寄りである南桜井駅のシャトルバス乗り場には行列ができていました。ここからは徒歩30~40分とのことで、シャトルバスを選択せざるを得ません。ここに来るまでにすでに1時間半以上かかっていますが、あと少しの辛抱。



会場ではお祭りが開催されており、家族連れで賑わっていました。
調圧水槽はこの広場の真下にあります。



放水路に使用されたシールドマシンがモニュメント化。



コンクリ打ちっぱなしの無骨な階段を降りていきます。



到着です。そんなに深くはありません。降りたのはこのほぼこの天井から床面くらいだと思います。



本当に深いのは、立坑だと思いますが、今回は遠くから眺めるだけ。この立坑の底が国道16号下の横穴(放水路)につながっています。覗きこみたい!



この立坑から入ってきた水が、調圧水槽を通り、巨大ポンプによって汲み上げられ、江戸川へ放流されるわけです。

ポンプ部に至る水門。



今回はポンプに至る、プロペラも見学することが出来ました。こちらは普段の見学は見ることができないそうです。



このプロペラが4機あり、実際に稼働すると1秒あたり25mプール1杯分の水を吸い上げるそうです。

とにかく遠くて、並んで、疲れました。

国土交通省江戸川河川事務所 首都圏外郭放水路