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検察見直しの「検討会議」近く設置へ 法相諮問機関 - 社会 - asahi.com(朝日新聞社)
検察検証、民間視点で…第三者機関の新設発表 : 社会 - YOMIURI ONLINE(読売新聞)

容疑を否認していた前田検事が一転、すんなりと容疑を認めちゃったというのが最初にあるんですが、
そもそも調べているのが同じく検察であるはずなのに、そういう流れが「捜査関係者によると」というお決まりのフレーズに続いてポンポン出てきてしまっていること。(週刊誌によれば、内部告発があったとも。)
そして逮捕された彼の元上長たちが、"あくまで徹底的に闘う”とか言っている。これもまた、「捜査関係者」からの情報として出てきている。

だいたい、発端である村木さんの事件、すなわち対霞が関&政治家という重大案件での失態について、最高検が寝耳に水、そして最高検こそが正義の番人!というような構図になっているのもよくわからない。本当にそうなのだろうか。上級庁であって別組織なわけでもないのに。

とにかく、これら諸々の話=内輪の失態の話について、こんなに情報が外に出ちゃっていいわけ?と思う。
報道を100%鵜呑みにしてはいけないと思いつつも、全体を通して見ると、検察組織内部でも何かしらの対立軸があるように思えますし、最終的には計算されていたかのように落ち着くところに落ち着いていく、壮大な茶番劇のようにも思えます。後から振り返ってみたときに、後者になっているような気も。(弁護するのが検察OBとかになったりして。)

あと、検察審査会のクオリティが云々議論してたら、裁判員制度だって同じじゃないですか。。。
一番間違いないのは、冒頭の検討会議とか有識者会議といったものが、気づいたらうやむやになっている、ということでしょうか。