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この日の気候はもっとヤバかった。
なにしろ最高気温が氷点下2℃です。
きたきたきたきた、寒波フォーーーーー!!!!
できるだけ厚着して、靴下も二枚履いて行きました。
最初に地下鉄とタクシーを乗り継いで潘家園という骨董市に出かけた。

しかし歩いているだけで手足が痺れて来る。
どれも非常に目を奪われる品ばかりなのだが、
いかんせん値段が高く、値切ってもやはり高い。
自分用に置物を買って早々に退却、万里の長城へ向かうことにした。
地下鉄に乗る前に暖をとるため避難。

スタバにはこの旅行中ほんとお世話になりました。(限定マグカップも購入。)

万里の長城へは、Tさんに教えてもらったバスターミナル的な所へ行って、
路線バスに乗り換える作戦でした。
が、実際行っても、どこにも行き先とか経由地に「長城」らしき文字がない。。。
ガイドブック片手にここに行くのかどうか、身振り手振りで聞いてみるも、
一向に要領を得ない。う〜ん。
と思っているところに、西洋人4人組が居たので話かけてみた。
彼らも長城を目指しているというが、状況は僕と同じらしい。
現地のおっさんが乗せて行ってやると言ってきた。
交渉し、5人で借り切って、「居庸関長城」まで行く事にした。

車中色々話をしていたが、彼らのうち二人はスペイン人夫妻(50歳代)、
それと一ヶ月半かけて中国、ベトナム、タイなどを回ると言うカップルであった。
カップルのうち男性の方はスペイン人、そして女の子はハンガリーのブタペスト出身とのこと。
面白い事に、二組は僕が来る5分前に知り合ったそうだが、なんと偶然にも自宅が近所だったそうだ。
57歳のマリオ氏と55歳のマリアさん夫妻は一度でいいから日本に行ってみたかったそうで、
京都の話をして聞かせるととても喜んでくれた。
彼らの住む場所は、地中海に浮かぶフォルメンテーラ(formentera)島というところで、
僕でも知っているマヨルカ島と同じ諸島に属するそうだ。(ルとラを巻き舌にするとそれっぽい。)
帰宅してgoogleで写真を検索したが、
すげえ綺麗なとこじゃないですか。やばい一度でいいから行ってみたい。

こうして氷点下の珍道中?がはじまった。

彼らの島は写真で見る通りで日本以上に温暖なところ故、僕以上にこの寒さが応えているようだ。
ハンガリー出身の子だけは"まあ冬はブタペストも寒いから"と、元気に長城を登って行った。
寒さのせいか、観光客もまばら。ペットボトルの水が凍り始める。
持っていた中国のお酒(56度!)を回し飲みする。多少は暖まる。

ここはポピュラーな長城にくらべ、勾配もきつくて狭いみたいだ。
  
頂上はおろか、ほんの少し登ったところで僕を含め寒さとキツさにみんな参ってしまい、
早々に降りて駐車場のところで暖かいコーヒーを飲む事にした。

さてこの後どうするか、という話になった。
夫妻は僕同様、明日までは北京にいるということだが、
カップルの方は夕方の電車で次の街へ行くのだという。
一旦市内に戻って、みんなで北京ダックを食べに行こうという話になった。
ここでやはりお世話になったのがTさんですよ。
そもそも僕、大学時代に第二外国語は中国語だったんですよ。
しかもテキストが空港、タクシー、ホテル、買い物と、
北京旅行の一連の流れに沿って会話が構成されていたにも関わらず……。
もう殆ど何も憶えていなくてですね。
旅行するときは、数字(個数、金額、時間)と、それを訪ねる疑問文、
最低それくらいは言えて、聞いて理解できて、ということが必須ですよねえ。
それすらもできないのが痛い。
(一限からだったので休める上限までサボったり、かなり不真面目でしたからね。)
そんな僕が5人の中で一番中国語ができるという状況なのだ。
(まぁ日本人だけに、漢字がわかるって言うのが一番大きいんです)
それでもTさん抜きには語れないというか何も始らないのが今回の旅行。
まず携帯で「安くていいとこないですかね〜」ということを聞き、
その時点でもう「You have a good friend!!!」でみな大喜びでしたが、
市内に戻ってからも、5人なのでタクシー2台に分乗して、最寄りのお店に、
というタクシー運転手との交渉の段になると、誰も何も喋れないので、
再びTさんにお出まし頂いて、運転手と携帯で喋ってもらって、
無事Tさんオススメの「天外天」というレストランに到着。

しかし!!!!!
店に入ると、照明も消えて真っ暗、店員のお姉ちゃんたちがテーブルに突っ伏して昼寝しちょる!!
奥から店長(どうみても20代にしか見えなかったが)らしき人が出てきて、
店を開けてくれることになった。
電気が付き、お姉ちゃん達もきちんと服を着替え、店長もスーツで出てきた。
そして一番奥の、回転式のテーブルがある個室に通されると、
もうみなさん大興奮。
マリアさんも「奇蹟だわ〜。あなたとあなたの友達のおかげよ〜すばらしいわ〜」と大喜び。
ここでも食事の注文、個数の注文に大変難儀しましたが、
色々とサービスしていただいた上、5人で2000円程度と大満足の内容。
食べながら日本の話、スペインの話…と異文化コミュニケーションを重ねました。
お店を出た時には18時30分を回っていたように思います。
カップルの方とはここでお別れ。
ハンガリアンの彼女にはハグして頂きまして……いや、向こうは当たりまえなんでしょうが、
自分そういうご挨拶の経験ないもんですから、その、チュッとかされると……ねぇ。

マリオ氏夫妻のホテルは王府井という市街地で、僕はそこでぶらぶら買い物する予定だったので、
タクシーで一緒に行きました。
奥さんの方には母親ようにいろいろと心配していただいて。
メールアドレスも教えてもらって、なんか素敵な旅行になりました。

夫妻は昔から日本に行くのが夢だそうです。
いつか僕がスペイン行くか向こうが日本に来るか、その時に再会できたら素晴らしいですね。
priceless!!!!

王府井は巨大なデパートが立ち並ぶ場所。
僕が探していた食材とかそういうものはやはりあまり無かったのですが、
日本の物が中国風にアレンジされているっていうお菓子・飲み物、雑誌なんかを幾つか購入しました。

締めは夜の天安門。

王府井からは一駅なので、ちょっと歩いてみた。寒いんですけどね。
日曜日の夜、北京の中心なのに、この人の少なさはなに?やっぱ寒いから?


翌朝、朝8時25分発の飛行機で帰国。
こうして僕の、かなりエキサイティングな旅行は幕を閉じました。

再見、Gracias。また会いましょう北京、そして皆様。